これは幸せな最期と言えるのか、哀しき最期というべきか。
彼の尽力で孤独死した男の葬儀には人が集まるが、自身の葬儀はまさに孤独、しかし過去に弔った死者の亡霊に弔ってもらえるのだった。
解雇され、突然の最期となる少し前に、ホームレスとウィスキーを飲みかわし、孤独死した男の娘と交流があり、ささやかな幸せがそこにあった。
ああいう最期であれば未練も後悔する余地もなく幸せといえるかもしれない。
原題は「Still Life」です。なんで「おみおくりの作法」
こんなひどい邦題に変えてしまうのか。
日本でリメイクされ、たぶんそれなりに感動するだろうが、必要ないだろう。
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