観て良かった
5.0
ストーリー
3.0
演出・テンポ
3.0
映像
4.0
音楽
3.0
心に残る
5.0

苦手な人も多いだろうアッバス・キアロスタミ「風が吹くまま」のタイトルがこの監督の根底にある思想かもしれない。ある村の葬儀の風習を撮影したいTVクルーだが、村の老婆が死にそうで死なない、死んで葬儀になるのをずっと待っているというストーリーです。いくら待っても全く動きがない、村の止まったような時間に次第に同化し慣れ、人生急いで生きても仕方がない、意味もないといったようなメッセージを与えてくれます。

と非常に退屈そうなストーリーですが、白眉といえるシーンがいくつもありました。

特に生き物、亀や糞ころがしのシーンで私は泣きそうになりました。

これだ!

と。

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