血とか悪魔とか野獣とかタイトルに入れるのが定番となっている韓国ノワールものだが、内容も大体似ており、原題は違うので日本のマーケティングであり、主演は「パラサイト」に出ててその後自殺してしまったイ・ソンギュンにそっくりだが違う人だ。
なにはともわれ、似ているのだ。
似ているから新鮮味がなく、評価は芳しくないが出来は悪くない。最後のモノローグはなかなか良い。
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誰かが言った
俺のような人間が行き着く先は2つしかないと
どん底までとことん堕ちるか
てっぺんまで上がって王になるか
さらに続けた
どちらも孤独で無意味な場所だと
ある者は死に、ある者は去った
熱いものは消えてなくなり
限りなくむなしく 無意味なものになった
でも孤独を背負い生きていかねばならない
恥辱と悲しみの海に足を踏み入れて・・・
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この役者さんの最後の泣きそうな表情がいい。
しかしメンツやプライド、守るべきものが違うんじゃないか、義理の息子はただの暴れん坊のチンピラであり、ギザギザハートの子守唄であり(ナイフみたいに尖って触るもの皆傷つけるタイプ)のクズで自業自得である。
テーマや考え方がコテコテで古いんだわ。
そんなクズのプライドや生き様には共感しないんだわ。