これを逃したらもうみれないだろうという気持ちで鑑賞。覚悟できていたので耐えられたが、良い印象は皆無だ。近親相姦、差別、カニバリズム、吐瀉物など、忌み嫌い、タブーとされるものを全部入れました的な暗黒の寓話。通常の映画ではこういうのを排除するところが始まりだから、そもそもが商業映画へのアンチテーゼなのだ。挿入される韓国の記事からこれらは在日韓国人の話なのかな。思慮深く考察する内容ではないとおもう。似たムードだとキム・キドクの方が作品として洗練されてみやすい。インディース映画とはいえカメラも音楽も丁寧にきちんと作られてはいる。観たという事実だけを残し、あとは忘れたいが残像はずっと残る。
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