観て良かった
4.0
ストーリー
3.0
演出・テンポ
3.0
映像
3.0
音楽
3.0
心に残る
4.5

アッバス・キアロスタミにしか撮れない作風です。真似することは出来ても。主人公は本物の犯罪者(といっても映画監督になりすましてある一家を騙した)です。その男に話を聞きながら、実際に起きた(軽)犯罪を追体験していくという疑似ドキュメンタリーです。こんな事が起きたというシーンは完全に演出され作られたものですが、本物の加害者、被害者を使って再構築していきます。最後はなりすました監督に謝罪、和解し騙した家族に謝りに行くというヘンテコなくだりですが、巨匠キアロスタミを前にしても「アナタのことは知っている」というくらいで男は別の映画監督に憧れているのが笑えました。イランには色々な名監督がいるようです。感動はしないが関心します。本当にあったことを本物を使っているのだから。山上徹也被告を主演にして安倍元総理大臣銃撃事件の映画を作ったみたいな感じです。

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