ホラーやスリラーの体裁ではないのにもっと怖いと言えるストーリー。
まじめで賢い人は時に批判的であったり鋭い意見を言ったり、真実を追求したりするが、そういう人は大抵周囲から嫌われ、疎外される。面倒な奴とおもわれてしまう。
周囲と迎合した方が好かれる。人間というのは自分より賢い人や強い人が嫌い、警戒、嫉妬する。自分と同じか弱い者としか仲良くしない。
そのような現実を描き、主人公は賢く正義感が強いが故に、すべての罪を背負わせて排除されてしまう。
なんたる結末、なんたる世界
でもこれが現実
隣人ものの最高傑作のひとつではないかな。
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