是枝裕和の「怪物」やヴィム・ベンダースの「パーフェクトデイズ」やアキ・カウリスマキの「枯葉」が話題になったカンヌだが、パルムドールはこの作品だ。
もう、どっぷりフランス映画的で、それなのに主演はドイツ人で、英語メインで会話が進んだり、登場人物みんな知的だけど理屈っぽくて、音楽や子供の弾くピアノでさえ不快極まりない、とても変な映画だが、重みがある。
序盤、中盤までは、これは子供が犯人というパターンかなどと推理してしまったが、終盤になるとこれは推理するストーリーじゃないな、絶対答えは出ない、想像にまかせて終わるなと確信した。
めちゃカンヌ向きの映画であり、この女優さんは他でも色々カンヌを席巻しているんだが、美人でもないのにすごいんだ。時には全裸になっちゃったりもする。
疲れた、早く終われとおもいつつ、かなりすごい作品でした。しかし好みかといえば違う。
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