最期に畳みかけるようにストーリーが動きます。これを観て、芸術(絵画)に金銭的な価値がなければ人はそんなに芸術を追及するだろうかと考えた。所詮、投機対象、金儲けの手段でしかない。ピカソよりわが子の絵に価値があるように、主人公のタトゥーに何の価値があるのか見いだせない。しかしそのあたりの風刺はきいており、シリアスだがこれはコメディ映画なのだ。この監督はとても知的です。
無駄に色気がある秘書がいて誰かとおもったらモニカ・ベルッチでした。チュニジアの女性監督が動かせる規模の映画でないとおもいますが、ものすごい多国籍の合作でこの映画が作られた経緯が知りたいです。
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