この監督の方がプーチンよりよほど尊敬できる。大人の身勝手さを痛烈に描いてくる。だから暗くて重くて不愉快な作品となる。
宣伝では子供が愛らしいイメージだが実際はほんの少ししか出てこない。オープニングで泣いているシーンだけでもう十分すぎるほど伝わってくる。
これが大人の本質なのでぐうの音も出ないほど核心をついてくるが、あくまで映画で演技なので、役者さんはゲスクズな大人を見事に演じきっている。
バアさんがものすごく不機嫌で悪態をついてイラつきながら孤独な懊悩を抱えているが、ずばり、ザ・ロシアといったイメージだ。
ロシア映画は暗くて重くて核心的ですごいな。
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