パート3だけ観ておらず、死ぬまでに観て、この作品を完全消化したいとおもい再鑑賞。はじめて観た約30年前は、登場人物の相関関係だけで疲れてしまい、全く理解できなかったが、少しは理解できるようになったかな。
先代のヴィトと跡継ぎのマイケルが交互に描かれる。組織は拡大しているが、ヴィトの時代が素朴で切実で、マフィアたる必然性があり、マイケルの時代は意地とプライド、裏切りと権力闘争しかなく、友情やユーモアが消えている。
この映画のラストはいつも復讐の決行で、粛清という名の皆殺しで終わるが、その後には生き残りの寂寞しか残されていない。
PARTIIIを観るために復習したのに、PARTIIでおなか一杯になってしまう。どうせPARTIIIもより重い苦渋のストーリーなのだろうから。
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