コッポラ繋がりで30年ぶりくらいで鑑賞。Part3が観たいとおもい、過去2作品を復習。マフィア、ギャング、ヤクザ映画がその後無数に作られるので、斬新さは薄れたが古典であり、これだけ観ておけばいいというほど普遍的な名作だが、大作を消化できない病なのでやはり感動も共感もない。
マーロン・ブランドが本物のマフィアなのか、マフィアで何年か修行したのかというくらい凄みがあり、今作限りとはいえゴッドファーザー=アル・パチーノではなくマーロン・ブランドである。
普遍的で古典的な名作とはいえ、やはり今とは時代が違う。
マフィアとは家族であり、パーティーであり、女であるところが随所に描かれるが、今はそのような時代ではない。反社会勢力というのは地下化しており、様相がまるで異なるというのは世界共通だろう。
若い時は刹那的で、その瞬間に情熱、命をかけて組織を拡大し、ファミリーを守り、裏切りを許さないが、誰しも歳をとると、後悔、虚しさにさいなまれる。どう生きたかよりもどう死ぬか、懊悩が尽きない。
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