変態3部作のファブリス・ドゥ・ベルツだから観ました。
変態でないちゃんとした映画も撮れる監督でした。やっぱり天才、バランスがいいのです。
しかし、高評価すべきシナリオではありません。
犯罪に加担したが、良心の呵責に耐え切れず、罪を償う天才スナイパーの話ですが、その腕だけは凄いので、犯罪者や政治家に利用されまくって自我崩壊みたいなそんな映画です。
何かに秀でたものは、その能力を誰かに利用されるだけ、自分で能力を操ることは出来ない。
主人公は孤高で悲しいですが、まだ若いのでそんなに背負わず、恋でもしてみれば変れるはずです。
地味ですが、きちんとつくられています。だから、変態村も鑑賞に耐えたのでしょう。見やすいです。
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