課題的にみた作品。1950年代アメリカの同性愛を描いた作品で、皆目なじみがなく結構苦しい鑑賞となったが、調度品、ファッション、風景、すべて美しい。出ている女優も美しい。テレーズはとても普通だとおもう。気の利いたセリフもないし突飛な行動もない。周囲に流されて生きるNoといえない平凡な若者だ。しかしキャロルが違う。全部を手に入れないと気が済まない、全部うまくやろうとする。時に傷つき悩むが結局手に入れる。しかしそれでいいのだ、ここまで気品があるとひれ伏すしかない。WANDAと大違いの世界。共同親権というのは日本にもあった方がいい。離婚、結婚が加速するだろう。
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