昔観て影響を受けて泣いた映画だが、死ぬまでにもう一回観ておくべき映画。それは私事ではなく、あなたにも当てはまる。死ぬまでに観ておこう。
とある精神病院で起きた出来事で片づけるわけにはいかない。
これが社会の縮図だろう。
厄介者は薬や手術でロボトミーにしちゃう。
私の認知症の父はグループホームを2度脱走したので薬により無気力にされちゃいました。今は枯れ葉のように大人しいです。しかしオムツをしないといけなくなりました。
これだけは神の手口であり、同じ人間は決してしてはいけない。
でも、2度目の鑑賞だから色々気になるところはある。彼らのほとんどは自由意志で入院している。出たければ出れるのに決意がない。ジャック・ニコルソンは税金なのか、親族なのか、誰かの意思で入所している。その誰かがお金を払ってるから、衣食住の環境が提供されている。その事実を見失ってはならない。
そしてそんな施設で働いていると感覚が麻痺する。嫌いな奴は虐めてしまえと。
だから介護業界で陰湿ないじめや虐待が絶えない。
ジャック・ニコルソンが絶大的で、婦長は憎いだけだが、これが映画の演技なんだから婦長役は素晴らしい。
チーフも素晴らしい。201センチもある人らしいが、53歳で死んじゃいました。
チーフとの交流やエンディングは絶対に泣く。
観ておいた方がいい映画です。