タイトルだけは知っていて、もっと古典的名作なんだろうなという印象だったが、2000年公開という大昔の作品ではなかった。
ただのアイリッシュ系アメリカ人の自伝のような作品で、何の予備知識もなく鑑賞。救われることも、感動するエピソードもない、貧困にあえいだ家族の物語。
あまりに貧しく不衛生で、生まれた子供は何人も命を落とすが、また生む。失業中の父親はわずかな稼ぎも酒に使い、母子は飢え、赤ちゃんは死ぬがまた生む。
その繰り返しなので同情も共感も出来ないのだが、とにかくいつもジメジメと雨ばかりの環境と宗教と教育と・・・なにかが間違っているからこの不幸は続くのだろう。
決して名画、大作ではなかった。
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