「モールス」という映画がヒットし賞をたくさん獲ったが、リメイクでありこれがオリジナル。モールスはお金をかけてハリウッド的なわかりやすさを、こちらは低予算ながら北欧タッチ全開で魅せてくれる。
「ぼくのエリ 200歳の少女」という邦題がミスリードで原題は「Let the Light One in(正しき者を招き入れよ)」でありそういう作品だ。
原作を2時間の映画にまとめた故の強引な展開は多々あれど、
「相手を殺してでも生き残りたいでしょ」
「うん」
「それが生きるって事」
「私を受け入れて」
ゾクッとする言葉だ。
結局美しきオスカー少年は、世話人じいさんと同じ道をたどるのね。一度きりの人生だからそれでいいのかもしれない。
ダークファンタジーとして粗削りだけどとても魅力的な作品です。
コメント