観て良かった
3.5
ストーリー
3.5
演出・テンポ
4.0
映像
3.5
音楽
3.0
心に残る
4.0

「ゴッドファーザー」と違い、とても元気でギラギラで無軌道なアル・パチーノがみれる。ブライアン・デ・パルマという監督はヒットメイカーだが、こちらもコッポラとは違い、わかりやすいサラリーマン監督といった感じ。

「スカーフェイス=顔に傷のある男」トニーがなんでこんなにイキって貪欲なのか、すぐに消されそうな傍若無人ぶりだが、このコントロールできないエネルギーこそ「ワル」に一番必要な素養なのかもしれない。「ワル」とは必ずしもマフィアやギャングの事ではない。どこにでもある「ワル」だ。

とてもわかりやすく怒れる若者の盛者必衰の理を描いているので、半グレとかヤクザとか、底辺のサラリーマンでもいいので若い人に観て欲しいとおもう。

これをカッコいいと感じてしまったらまだ甘ちゃんだ。
最高にカッコ悪い男の生き様だ。

どこかでそれに気づかぬ限り、この結末を避けることは出来ない。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

映画の追憶のアプリ

インストール
×