クチコミの評価
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ストーリー
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解説
辺鄙な山間の村に逗留するはめになった歌手に、執拗に歪んだ愛を強要する村人たちの姿を描く異様なラブストーリー。監督は短編「Quand On Est Amoureux C’est Merveilleux」で、2001年ジュラルメール映画祭グランプリを受賞したファブリス・ドウ・ヴェルツ。出演は「ポーラX」のローラン・リュカ、「カルネ」のフィリップ・ナオン、「みんな誰かの愛しい人」のジャッキー・ベロワイエ。カンヌ映画祭(批評家週間)出品作品。

2004年製作/94分/ベルギー・フランス・ルクセンブルク合作
原題または英題:Calvaire
配給:トルネード・フィルム
劇場公開日:2006年3月18日

ストーリー
山の中でキャバレー・シンガーのマルクの車が故障してしまう。森の中を歩いて行くと、ペンションの明かりを見つける。そのペンションのオーナーである孤独な初老の男バルテル氏は、歌手であるマルクに何故か異様な執着を見せはじめる。彼の尋常でない様子に不安を覚えつつも、土砂降りでどうにも動けないマルクは一晩の宿を借りることにする。翌朝、散策に出かけたマルクは、古びた納屋で家畜とセックスをする村人たちを目撃。驚いたマルクは一刻も早くこの地を去ろうとするが、車の故障を理由にバルテルに強固に引きとめられる。その夜、バルテルは、かつて自分を捨てて男と蒸発してしまった妻グロリアのことをぽつぽつと語り始める。そして突如、マルクにかつて妻が自分にしてくれたように自分のための歌を歌うよう強要する。あくる朝、マルクは車が荒らされていること、バルテルが自分の所持品を離れの小屋に隠し持っていることを発見し、彼に問いただす。しかし正気を失ったバルテルは、マルクを失踪した妻と思い込み、暴力を振るい、かつて彼女が着ていた服を着せ、再び逃げられないよう監禁する。その日から、昼夜問わず片時も離れることのない歪んだ愛の生活が始まった。クリスマスの日。隙を見て、満身創痍のマルクは脱走を図るが失敗。ついには納屋で十字に磔にされてしまう。また、バルテルは村人たちが集うバーに行き、「俺の女房の手を出したら殺す」と警告し立ち去る。グロリアを愛していたロベール率いる村人は、グロリアがいるという妄想に駆られ襲撃にやってくる。その混乱のなか、銃弾に倒れたバルテルを残し、マルクは決死の脱走を計るが、村人たちは執拗なまでに彼を追い詰めていく。

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変態/人間の本質
3.7
変な映画をみつけた。ベルギーの変態映画処女作、この他に「地獄愛」「依存魔」という作品があるらしいので全部観てみたい。 変態映画といってもヨーロッパ産なので作家性があり、人間の本能に迫る見どころがある。しかも結構見やすい。韓国のキム・ギドクほどの残酷さがないが似たテーマの作品といった印象だ […]
評価
観て良かった
4.0
ストーリー
3.5
演出・テンポ
3.5
映像
3.5
音楽
3.5
心に残る
4.0

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