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世界各地の映画祭で注目を集めるコロンビアの俊英シーロ・ゲーラ監督の長編第3作で、2015年カンヌ国際映画祭監督週間で最高賞を受賞した。20世紀前半にアマゾンを訪れたふたりの白人探検家の日記を基に、先住民族の視点から、失われつつある彼らの文明を描き出す。部族最後の生き残りである呪術者カラマカテは、アマゾンの奥地でひっそりと暮らしている。数十年にわたって他者との接触を拒んできたカラマカテは、孤独のあまりすっかり記憶や感情を失っていた。そんな彼の前に、聖なる樹木ヤクルナの調査に来たアメリカ人の植物学者エバンが現われる。エバンと共にカヌーでアマゾン深部へ漕ぎ出したカラマカテは、少しずつ記憶を取り戻していく。
2015年製作/124分/コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン合作
原題:El abrazo de la serpiente
配給:トレノバ、ディレクターズ・ユニブ
劇場公開日:2016年10月29日
これは決して家族や好きな異性やデートで観てはいけない。共有できる価値観の人がいればいいが、一人で観るべき映画だろう。まず原住民と意思疎通できる言語というだけでフィクションなのだが、アマゾンの神秘、世界の摂理、地球の深遠さなどを感じる作品なのだろう。私は未熟者なので消化不良だったが、観てよ […]