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キリスト教徒であるレバノン人男性とパレスチナ難民の男性との口論が裁判沙汰となり、やがて全国的な事件へと発展していく様子を描き、第90回アカデミー賞でレバノン映画として初めて外国語映画賞にノミネートされたドラマ。主演のカエル・エル・バシャが第74回ベネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞するなど、国際的に高い評価を獲得した。クエンティン・タランティーノ監督作品でアシスタントカメラマンなどを務めた経歴を持ち、これが長編4作目となるレバノン出身のジアド・ドゥエイリ監督が、自身の体験に基づいて描いた。
2017年製作/113分/G/レバノン・フランス合作
原題:L’insulte
配給:ロングライド
劇場公開日:2018年8月31日
レバノンという国の歴史や置かれた状況をボンヤリ知っているだけの自分にビシバシと畳みかけてくるようにその実情を教えてくれる素晴らしいテンポの映画でした。事を荒げるつもりはなくただ謝罪して欲しかっただけのようですが、客観的にみるとパレスチナ難民の彼の方が寡黙で大人な紳士です。和解方法も巧みで […]