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タクシー運転手フィルは、スーパー店員の妻ベニー、老人ホーム清掃員の娘、無職の息子の4人家族。問題を抱えつつも穏やかな暮らしだが、ある日、フィルの息子が心臓発作で入院。それを契機に、各人がそれまで表に出さなかったさまざまな感情が噴出していく。監督は「ネイキッド」「秘密と嘘」でカンヌ映画祭はじめ各国の映画賞を受賞した英国の巨匠マイク・リー。俳優たちとディスカッションしながら映画を作る手法は今回も同じ。
2002年製作/128分/イギリス
原題:All or Nothing
配給:アミューズピクチャーズ
劇場公開日:2003年6月21日
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この監督が大好きな性格俳優ティモシー・スポールは映画の中で時々、人生の真理みたいなドキッとするような事をしゃべる。 人生は気まぐれだ 未来が見えたら 朝ベッドから出られない それが人生だ 時が刻まれ世界が回り 潮が満ちて引き 生まれて 死ぬだけだ 奥さんの仕事は 正直知らない 触らぬ神にたたりな […]
この作品はドキッとさせられます。繊細に作られています。 物語の中心の家族4人はもちろん、同じ集合住宅に住む家族 タクシーをぶつけて逆キレするおっさん(ぶつけてもぶつけられたと嘘をつく、でも根はやさしい) キモいストーカーやキレるボーイフレンド 老人ホームの利用者や職員(特に職員なのに既に認知 […]
ほとんど脚本なし、おおまかな枠組みだけ設定し、あとは役者とディスカッションしながら作り上げていく手法の監督なんだそうだ。役者みんな素晴らしく、出番もセリフも多い人もいるが、寡黙なレイチェルの存在感に引き寄せられました。 太っていて、暗くて、好き好んで誰も近寄って来ない。老人ホームの職場で […]
マイク・リーという監督は有名らしいので、今後要チェックだ。これは尊敬に値する人物にしか作れない芸当だ。 ちっとも羨ましくない、どちらかというと蔑みたくなる、関わりたくないデブの家族の物語だが、そこに人生や孤独の真髄が描かれている。 オープニング、老人ホームで働く太ったレイチェルが延々と廊 […]