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「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイビデ・リンドクビストが自身の原作をもとに共同脚本を手がけ、第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを受賞した北欧ミステリー。醜い容姿のせいで孤独と疎外感を抱える税関職員ティーナには、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分けるという特殊能力があった。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ボーレと出会う。ボーレに対し本能的に何かを感じたティーナは彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にボーレに惹かれていくティーナだったが、ボーレにはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった。
2018年製作/110分/R18+/スウェーデン・デンマーク合作
原題:Grans
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2019年10月11日
「わたしは心を嗅ぎ分ける」というキャッチコピーが素晴らしいので、それが映画のタイトルでよかったとおもう。
この作品も素晴らしいしポスターのデザインもコピーも素晴らしいとおもいます。こういうのはなかなかない。
人間の赤ちゃんも犬もやっぱり本能で醜形恐怖なんだな。泣くもんな。わが子も黒人をみるとよく怯えていた。悲しいな。でもキツネには関係ないのね。
この映画は好き嫌いが分かれるだろうと書いて、自分は好きだから紹介するが、醜形恐怖的なテーマに 深く切り込んでいく。美形は登場しない。しかし主演の2人の心は美しく、優しく、ハッとさせられるシーンやセリフが多い。 周囲の大人もギリギリのところで差別はしていない。ヒモっぽいローランドでさえ、女と […]