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「小さな恋人」「家の鍵」「最初の人間」などで知られるイタリアの名匠ジャンニ・アメリオが、母の死が原因で不仲になっていた父と娘が、父の隣家の家族に起こった事件をきっかけに、関係を見つめなおしていく姿を描いた人間ドラマ。南イタリアのナポリで、かつて家族と暮らしたアパートに、いまはひとりで暮らす元弁護士のロレンツォ。娘のエレナはアラビア語の法廷通訳で生計を立てるシングルマザーだが、母の死が父による裏切りのせいだと信じ、いまも父を許せずにいた。ロレンツォは気難しいところがあるものの、最近は隣家の若い夫婦と彼らの子どもと仲良くなり、擬似家族のような関係になっていた。しかし、そんな平穏な日々が、ある事件によって突然幕を閉じてしまう。ロレンツォ役の主演レナート・カルペンティエーリが、イタリアのアカデミー賞と呼ばれるダビッド・デ・ドナテッロ賞などで主演男優賞を受賞。日本では「イタリア映画祭2018」で「世情」のタイトルで上映されている。
2017年製作/108分/イタリア
原題:La tenerezza
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2019年2月9日
中東の映画にはまっているが、イタリアもすごい。能天気な人間は観れたもんじゃないテーマの作品を生み出す。日本(世界共通か)では今特に、老人は老害と呼ばれ排他されるようになってきたように感じるが、誰もが通る道、医者もいずれ患者となり死のベッドに横たわる。決して楽しい映画ではないが、序盤から深 […]
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