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ノルウェーで実際にあった絵画の盗難事件を題材に、被害にあった画家と絵を盗んだ犯人の事件後の意外な交流を追ったドキュメンタリー。
2015年、ノルウェーの首都オスロにあるギャラリーで2点の絵画が盗難される事件が起こる。盗まれた絵画を描いた画家は犯人を突き止めるが、犯人は「覚えてない」の一点張りだった。やがて画家は、犯人に「あなたをモデルに絵を描かせてほしい」と突然の提案をする。そのことから、画家と犯人の思いもよらない関係が始まっていく。
監督は、チェスの世界王者マグヌス・カールセンに迫った「Magunus(マグヌス)」を手がけ、今作が長編2作目となるノルウェーのドキュメンタリー映画監督ベンジャミン・リー。「バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」でアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞したモーガン・ネビルが製作総指揮に名を連ねる。
2020年製作/102分/ノルウェー
原題:Kunstneren og tyven
ドキュメンタリーとあるが、本物を使って実際に起きたことを再現しながら再構築している部分と現在進行形の部分を混ぜて作っているのだろう、ストーリーとして成立している。不思議な感覚だが、アッバス・キアロスタミも似たような作り方をする。本来出会うはずのない、出会っても被害者と加害者である二人が苦 […]