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「浮き雲」「過去のない男」のアキ・カウリスマキ監督が、フランスの港町ル・アーブルに生きる人々の姿を描いた人情劇。北フランスの港町ル・アーブルの駅前で靴磨きをして暮らしているマルセルは、妻アルレッティと愛犬ライカとともにつつましい生活を送っていた。そんなある日、港にアフリカからの不法移民が乗ったコンテナが漂着し、マルセルは警察に追われていた1人の移民の少年イングリッサと出会う。そしてその頃、アルレッティは医師から余命宣告を受けており……。妻のアルレッティ役にカウリスマキ作品常連のカティ・オウティネン。
2011年製作/93分/フィンランド・フランス・ドイツ合作
原題:Le Havre
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2012年4月28日
映画というのは、週末にちょっとした贅沢、仕事で疲れた自分へのご褒美に観て、ほんの少しの希望と幸せをもたらすもの、みたいなことをアキ・カウリスマキは言っていました。だからどの作品も、庶民、貧困、弱者、苦労ばかりだけれども、優しい人との出会い、ほんのわずかな希望を残して終わるものばかりです。 […]
「希望のかなた」へと通じる移民がテーマの話だが、アキ・カウリスマキ的な要素は全部詰まっており、どっちをみても同じ温かな優しさを感じることが出来ます。設定も登場人物もストーリーも何もかも違うのに、全く同じ質の味わいがあります。大好きではないが、何が一番好きか、いいかといわれたら「アキ・カウ […]