観やすく出来のいい作品が多い韓国映画の中で、評価が低く駄作っぽい位置づけだったので避けていたが、他に観るべきものがなく鑑賞。私にはなかなか面白かったです。
ストーリー展開には無理があり、つっこみどころ満載ですが、伝えたいテーマは鋭い気がします。
「ニュースにおいて、何が真実で何が偽りか決めるのは視聴者、視聴者が信じればそれが真実」
もう、印象操作でそう思い込ませてしまえばそれが大衆心理になってしまう。
弁護士や政治家やマスコミなんか真実などはどうでもよくて、いかに詭弁を弄して自分に有利な結果を勝ち取るかという承認欲求のゲームをしているにすぎない。
どんなにTVが落ち目でいようと、完全にこれを根絶しなければ、彼らは世論を操作できる特権階級のような傲慢さを手放さないし、庶民はメディアに流される。
それを完全に消し去り生きていくには、世捨て人になるか、猫のように生きて寝て死ぬような尊さ、潔さがいる。
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