韓国ドラマではよくある16話完結だが1話が70分あるので完走するのが大変でした。かつて一度挫折していたドラマです。この番宣の和やかな写真がミスリードです。こんな和やかでハートフルなシーンは本編にはありません。暗く、重く、悲しく、切ない物語です。
けれど普通じゃない傑作のオーラが出ていたので毎日少しづつ観続けて、必ず最後まで観ると心に決めていました。
IU（アイユー）という女性を全く知りませんでしたが、かなり有名な歌手だそうで、あまりに演技が素晴らしいので歌も聴くと天才のようでした。美人さんですが、キラキラしていてスタイル抜群、一目で特別とわかる、そういうタイプではなく、とても地味で薄幸そうな雰囲気を持った人です。
この女優さんと故イ・ソンギュンの名演が化学反応を起こし、傑作になりました。何度も涙が出ました。
韓国特有の文化、家族愛や兄弟愛などがきつくて合わない、会社が最悪、感性が違う、ついていけないところもたくさんありましたが、それは些末な事でしかなく、根本的には繊細で秀逸な、素晴らしい脚本と演出で、人生の中でも指折りの名作ドラマ、死ぬまでに観ておいて本当によかったとおもえました。
本当に大切な人とは結ばれるのではなく、離れていても、心で繋がっているだけの方が尊いのかもしれません。
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