これはとてもささやかな映画なので、多くの人にとっては観なくてもいいとおもう。
汚くて、貧乏で、年寄りで、無力な鉄道保線員は適当に利用されて捨てられます。彼にとって大事なのは名声やお金ではなく、父の形見の腕時計や飼っているうさぎです。
善行をしたことで、行政やマスコミに利用され、翻弄され捨てられた老人のささやかな反抗のストーリーでしょうか。
スマホが鳴りやまない、人前でもスマホの着信を優先し話を遮る人、偉そうでイラついている人、明らかに人を見下している人、兵庫の知事みたいな人、こういうのはもう諦めた方がいいです。そういう最低な奴、権力志向な奴を女優さんは大変上手に演じ切っていました。
ささやかですが、身につまされる話です。
「グローリー」 だけでよく、「消えた腕時計」というタイトルはいりません。
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