観て良かった
4.0
ストーリー
4.0
演出・テンポ
3.5
映像
3.5
音楽
3.5
心に残る
3.5

昔知り合いのクラブが摘発を受けた時に、摘発情報は事前に知らされているし、ヤクザを通じて警察にお金を払っているからウチは大丈夫という話をしていたので、日本でも警察は賄賂をもらって犯罪を見逃している、あるいは結託しているというのはもうわかりきったことだ。

警察だけでなく、政治の世界やビジネスの世界も同じかもっとひどいだろう。

賄賂を拒否する者、正そうとする者、告発する者は、いじめられ、追いやられ、時には殺される。多勢にとっては裏切り者、邪魔者でしかないという現実。

そういう社会の残念な真実をアル・パチーノが誠実に、モジャモジャのボサボサ頭で庶民と同化して、丁寧に演じている。

アル・パチーノが誠実であればあるほど、仲間も恋人も去っていく。

面白いとか感動するとかの話ではなく、これが現実だという冷めた視点で描いている。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

映画の追憶のアプリ

インストール
×