崩壊した家族の映画とか登場人物みんなクレイジーとか書かれているが、私には至極まっとうな人々の話に映った。それを誇張してコメディタッチにしているだけ。結婚生活10年以上で子供も大きいのに、ラブラブしている夫婦(アメリカに多い)の方が私にはありえない。こういう風に見える人が実はコンプレックスの塊で真逆だったという描き方、少女への想いと扱いなどは関心すら覚える。アドラーは言っている「人生は幸せを目指す山登りではなく、線で繋がっているものでもなく、ただの点だと。」点を生きている不幸な(あるいは幸せな)人々の群像劇。お隣さんの奥さんのように何もせずジワジワ壊れていくなら、行動している主人公の方がずっといい。
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