一番最初に観たアキ・カウリスマキ作品がこれでよかった。オフビートな笑いのツボ、画面の切り取り方、調度品や色彩のこだわりなど、孤独や弱者を愛するこの監督の人柄や世界観を知ることができた。とても辛い時に観たのは偶然ではなく求めていたからに違いない。どん底なのにとっても前向きで行動力がある主人公と愉快な人々、犬、田舎っぽい音楽へのこだわり・・・思い出すだけでニヤニヤしてしまう。
カウリスマキの映画ではどんな無頼漢でも求愛すれば女は即OKを出す。
お笑いなんだけど、寒い国ならではの傾向なのかな。
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