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助監督や脚本家としてヨーロッパでも活躍するムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラの長編デビュー作。経済の発展が著しいインドのムンバイで農村出身のラトナはファッションデザイナーを夢見ながら、メイドとして働いていた。夫を亡くしたラトナは建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭で住み込みで働く予定だった。しかし、婚約者の浮気が発覚して直前で破談となってしまい、広すぎる高級マンションに1人で暮らすことになった傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは彼の身の回りの世話をしていた。ある日、ラトナはアシュヴィンにあるお願いごとをする。そのことから2人の距離が徐々に近くなっていくが……。主人公・ラトナ役を「モンスーン・ウェディング」のティロタマ・ショーム、御曹司のアシュヴィン役を「裁き」のビベーク・ゴーンバルがそれぞれ演じる。
2018年製作/99分/G/インド・フランス合作
原題:Sir
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2019年8月2日
踊らない、歌わない、静かなインド映画。インドは人口世界一となったが、カースト制度は今も残り、持てる者と持たざる者、主人と召し使いのような立場が明確に存在する。しかしこの映画の中では主人よりも召し使いの方が、貧しく、持たず、弱いからこそ希望を持って生き生きとして美しく、金持ちはストレスに苛 […]