観て良かった
5.0
ストーリー
3.0
演出・テンポ
5.0
映像
5.0
音楽
4.5
心に残る
5.0

天安門事件にまつわる映画を撮ったために国内で制作を禁止されている時期にロウ・イエがゲリラ的に撮影したものらしいので、16ミリかそれ以下か自主制作映画のような手振れの粗さのある作品なのだが、それがその時代、場所、安いフィルムでしか出せない空気感を出しており、とても懐かしく切なく感じる作品です。技術云々ではなく、粗削りの力強さ、醒めない夢のような余韻を残す個人的には大傑作です。作中のマーダー(ジア・ホンシュン)は役そのままのように、薬物に溺れ自殺してしまいました。

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