クチコミ
これももう観れなくなるかもしれないから再鑑賞。 フランス映画やフランス小説好きというと嫌われそうだがこれは「ジャン・クリストフ・グランジェ」という作家の原作が面白く、2時間の映画に収まる話ではない。だから雰囲気だけで雑な仕上がりの映画になっちゃっているが、ジャン・レノとバンサン・カッセルと […]
こういうタイトルの映画は、エンタメとしてなかなか面白い、しかし原題は違う、というのはもう経験済みで原題は「MINDSCAPE」という。タイトルをコテコテにしてしまうプロが日本には存在する。 お店の名前とかも、難しいものより、「みっちゃん」とか「はなたれ」みたいに偏差値を下げた方が流行るのと同じか。 […]
気分を変えて重くないやつをとおもい鑑賞、かなりシュールで予定調和を破壊していきます。セレブが暇つぶしに貧民の人間狩りゲームをするストーリーです。貧民は自分の置かれた状況が全くわかっていません。 要は貧民のサバイバルゲームで生き残った者がセレブに復讐していくのですが、この人こそ主人公、サバ […]
チョ・ジヌンという太ったおじさんも、重鎮となり、ただのチンピラやヤクザ、まじめな刑事役などやらなくなった。悪でも善人、善人でも悪、そんなクセのある主役級になった。この人が出るだけで駄作ではないと言い切れる。 日本の小説が原作とあるが、警察というのは組織や面子にこだわり過ぎ、学校社会のよう […]
こんな地味なテーマでよくぞという作品です。 私にも似た経験があり、少しだけ就業していた会社で資本金だけはすごいが、業績はひどくリストラが始まり、私はこんな仕事はお遊びだ、新規で採った若者を育てもせず解雇するなんてひどいと暴れまくったが、私自身は優秀だったので(自慢ではない)残って欲しいと […]
香川照之もう映像からは消えてしまうのかな。 クリーピーなんて言われてもなんのことだか全くわかりません。 邦画なのに原題ミスかと
相変わらずのダルデンヌ節、そう、アキ・カウリスマキのようにダルデンヌ監督作品にはどの作品にも同じ骨格がある。作風がある、気品がある。時代が変わり、画質がアップしてもその他は何も変わらない。 アフリカからの偽姉弟の移民がベルギーで必死にサバイブしていく話だが、姉にビザがないために、裏社会の […]
この監督兄弟のファンになりましたが、色々学ばせてもいただきました。 ドキュメンタリーからフィクション映画の作家になったのだろうが、作風はドキュメンタリーと同じで手持ちカメラの音楽なし。 とても繊細な人の心を丁寧に、等身大に描きます。 どんな作品も泣けるほどの設定ではありませんが、常に弱者 […]
これは2度目の鑑賞でダルデンヌ監督だったのだな、全く忘却の彼方でした。 今まで観た作品とは少し違い、心を揺さぶられるものは何もない。脚本も地味でよくこれで映画化にGoサインが出たなというほどだ。 主演の女優さんが本物っぽく、感情表現が控えめでクールなのだが、内心はとても優しく、些細な事で罪悪 […]
ダルデンヌという監督は兄弟なのかな、私は大好きになり、彼らの作品は可能な限り観たいとおもいます。 すごい設定のドラマです。息子が殺された、それで恐らく夫婦の関係は壊れ、離婚し、男はただひたすら職業訓練所で前科者に大工仕事を教えている。そこに、父親とは知らずに息子を殺した少年がやってくる。 […]
ヨーロッパの映画は人間の複雑さ、未熟さ、計り知れなさをよく描いています。 先日日本で、父親が妻と子供を殺害し放火したニュースがありました。子煩悩な優しい父親だったと近所の人は語っていましたが、仕事は妻が介護士で夫は脱サラし主夫状態の動画編集業だったとか、そんな仕事は遊びにしかなりません。 […]
こういうテーマの作品を日本は、世界の主流は、消したい、隠したい、なかったことにしたいのではないかな。かなりの苦痛を伴う退屈な作品ですが、テーマは恐ろしく重く、深いです。 この監督を気に入りましたので、観れるものは全て観たいとおもいますが、カンヌあたりでは評価されるかもしれませんが、世界の […]
つまらなくはなかったが面白くもなく、深い意味もない。黒沢清が定まらないのはCureくらいしかすごい作品がなく、後はVシネレベルなのだが、そのVシネがちょっと変だから。 お笑い芸人も一発当てたり当てなくても我慢してれば大物になっていくように、黒沢清作品で出ている人も大半は大物になっていく。こうい […]
ダルデンヌ兄弟の映画はこれから折をみて鑑賞したいとおもうが、視線、テーマ、作り方というのはこれときっと同じなんだろう。手持ちカメラ、貧者のリアル。 ただただロゼッタが人並の仕事と生活、尊厳を求めて懸命にその日をサバイブしていくだけの話だから同じことの繰り返しだ。何度も何度も長靴に履き替え […]
これだけは人生で3度目の鑑賞だが、よく覚えていないのはその程度の作品だからだろうか、そんなはずはない、黒沢清の代表作だろう。メスマーという精神科医の世界を知ることが出来たが、サイコパスっぽい医師にして孤独に死んだが絶大な功績もあげているのだ。あながち荒唐無稽な理論ではないかもしれない。 […]
やっぱり北野武で香川照之主演という映画が最後に観てみたいな。 いろいろつっこみどころはあるんだろうが、黒沢清らしさやサイコパスな演出は観てて飽きない。「家族喰い」という本があるがこれは「北九州監禁殺人事件」の松永太をオマージュしたものだろうか。 伏線回収せずに映画は終わるが、むしろバッド […]
なんで黒沢清は哀川翔に固執するのかな、そんなにいい役者かな、大根だし見た目がトッポ過ぎるしチョウ・ユンファにはなれない。 内容はそれなりにシュールで面白いし、こういう倦怠感は素晴らしいのだが、エンディングの歌まで哀川翔で、下手くそで、そういうB級の味を狙っているのか、意図がわかりません。 […]
黒沢清監督は異才で好きですが、B級なのだか一流なのだか良くわかりませんでしたが、これが本領でしょうか?ずっと苦手だった哀川翔も板についてました。ダンカンも。 とってもたけしっぽいし、こんな日本映画があるのなら世界に通用するでしょう。 アベサダオとかもよくわかりませんでしたが、この頃から地味 […]
黒沢清という監督の評価が自分の中で定まらない。 でも普通ではない面白さがあるから、たまたま令和の今見直してみよう。 監督は哀川翔が好きなんだな、たぶん「CURE」が最高傑作だとおもうので、今度見直してみようとおもうが、萩原聖人だったよな。 いい線いってるけど、なんか違う、乗り切れない、北野武ほ […]
アンチ日本映画ではなく好きですし暖かく見守っています。けれど好きなのはもはや北野武監督だけです。その昔、黒沢清監督も好きでよく見ていましたが、どうしてこんな才能が新作を作れなくなったのだろう? これはリメイクもされた初期作品ですが、私は個人的に香川照之が好きです。頭脳明晰な方で爬虫類のよ […]